からだを信じて生きてみる

サエグサ流メソッドを知って、からだの声を聴いて、もっと自分らしく! サエグサ龍生(三枝誠)の娘ブログ。

『なでしこ倶楽部』始動!!

 
今月より『なでしこ倶楽部』という名称で
不定期(月1回目安)の平日・昼間クラスを
小樽・龍宮神社さんで開催します。
女性限定、乳児連れOKで
ゆるやかに三枝メソッドをお伝えします。
合気道、整体、ヨガが中心ですが、
健康や育児その他の情報交換の場にも
なるように、広い意味をもって、
「なでしこ倶楽部」と命名しました。

*事情により日程が変更になりました!
 
第1回『なでしこ倶楽部』
とき:5月2日(火)13:30〜15:00 
  (13:00開場/15:30閉館)
ところ:北海道小樽市稲穂3-22-11
  龍宮神社 いなほ記念会館「武揚の間」
参加費:3,000円
*以下の方は、割引きあり。
・札幌からの参加者は、−500円割
・月謝払いのご家族の方は、半額
・ご本人が月謝払いの方は、無料

申込み:予約制。
以下の申込みフォーム、またはメールで申込みください
https://www.secure-cloud.jp/sf/1468110526ZqoBvUdn
**お使いの機種によって、フォームの表示がエラーになることがあります。その際はコメントください

持ち物:動きやすいお着替えもしくは服装でご参加ください(更衣室あります。)

 

春に向けて、からだを解放する時間を共有しましょう。
ご参加お待ちしています。

 

f:id:nadeshikokana:20170403092031j:plain

 

なでしこ合気道。プライベート編。

 

「なでしこ合気道のプライベートレッスンは

申込めないですか?」と

女優を目指すYちゃんからの要望を受け、

父の整体指導とセットでお伝え始めて2ヶ月。

とても熱心で、意欲的なYちゃんには、

ご本人に合った、リセットするための体操や

からだの芯を作るためのイメージの仕方、

それとトレーニング方法をお教えしています。

 

前回は、いよいよ合気道を通して、

姿勢による強さと、

力の伝わりやすさを体験してもらいました。

からだを伝わる新鮮な感覚に驚いて

「ぜひ、習得したいです!」と

またまた熱いコメントを頂いて。

 

プライベートレッスンなので

私が実践して得た身体感覚や

女性ならではの悩みも含めて

それにまつわる情報をお伝えできるのが

楽しいですね。

そして、改めて、合気道って面白ーい!!

と思うのでした。

 

 

さて、お休みしていた

「なでしこ合気道」ですが、

できれば今月より、小樽にて

平日の日中・月1回ペースを目標に

開催できないか調整中です。

内容は、合気道に限らず、整体、ヨガに加え

健康情報も気軽に交換でき、

乳児のいるお母さんも参加できるように

温かく、ゆるい時間を提供します。

名称も 『なでしこ倶楽部』 に変えて

新たにスタートしたいと考えています。

詳細は追ってアップします。

 

 

f:id:nadeshikokana:20170403092003j:plain

 日曜の稽古後に。

 

そして、いつもいっぱいのロマンス

 

先日ご縁をいただき、

仏蘭西料理「北島亭」に

連れて行っていただきました。

 

f:id:nadeshikokana:20170304170617j:plain

 

北島亭と言えば、

フレンチ好きで知らない人はいない

老舗のフランス料理店。

 

 

そのシェフ、北島素幸氏に

初めてお会いしたのは、今年の初め。

小さな新年会に同席させていただき

その熱い熱いお人柄に触れ、

一夜にしてファンになりました。

 

一瞬の出会いや、感動のひと時を

何十年もその密度そのままに

心に留めておられる方で

美しいまでのエナジーカラー白。

青春時代のお話を聞いていたら

シェフの想いが伝って、

ポロポロと泣いている私がいました。

 

 

ご著書「北島素幸のフランス料理

〜僕はトラディショナルを追求する〜」は、

北島素幸のフランス料理ー僕はトラディショナルを追求する

レシピがメインではありながら

後半にはシェフの語り口で書かれた文が

たっぷりめに載っており、

お人柄が伝わってきます。

そこを読むだけでも

“こだわり”という言葉を越えた

ご本人の信条と愛情があふれて

読み手に届いてきます。

 

65歳になった今でも

毎朝、欠かさず築地へ出向き

食材を仕入れてらっしゃるシェフ。

気取らず、ただ真剣に向き合う。

 

トラディショナルを追求されている

シェフの料理は、豪華絢爛なのだけど

お高くとまっているような気配は微塵もなく

むしろ温かい。

歴史が刻まれた店内の雰囲気も相まって、

ほろッとさせる隙までも与えてくれます。

清々しく、潔い生き方が料理に、お店に

沁みているように思えてなりません。

 

 

 

 

ちょうどこの記事を書いている時に、

目の前に飛び込んできた一枚の張り紙。

f:id:nadeshikokana:20170314192126j:plain

人が人らしく だらしなく なさけなく 

でも真剣に いつわらず 純粋に濁らず

けんめいに あくまで猛然とけんめいに

己れのやり方で生きている

そんなドラマをテレビで書きたかった

      「北の国から」 倉本聰

 

そう、まさに、北島シェフの生き方を

表している言葉でした。

 

 

 

 大御所であるシェフが

「もう少し上手になりたい」

と本気で仰るから、もう言葉がありません。

明日からまた頑張らせていただこうと

たくさんの愛情を受け取って想うのでした。

 

f:id:nadeshikokana:20170304171327j:plain

 サインも!!

 

 

北島素幸のフランス料理ー僕はトラディショナルを追求する

北島素幸のフランス料理ー僕はトラディショナルを追求する

 

 

 

 

グルーミングしてますか?

 

洗顔やシャンプーは、毎日する。

という人は多いですよね。

では、爪や耳のお手入れはどうですか?

 

 私の場合は、

手の爪を伸ばすと

指の先が使えなくなるので、整体に不向き。

足の爪を伸ばすと

ケガの原因になるので、合気道に不向き。

なので、爪が少しでも伸びると、

すぐに察知します。

でも耳に対しては、鈍感でした。

 

 

チャンスに強い人は、

グルーミングの大切さを心得ています。

 

 全身の神経を使って、

流れを読んだり、察知するために

日頃から身体を整備しているんですね。

そういう人は、耳そうじの頻度も高い

耳垢が少しでもたまると、

バランス感覚が悪くなるので

すぐに分かるのだそう。

 

 

もともとグルーミングは、

毛づくろいという意味ですが、

ヒトの場合は、爪と毛と垢が対象かなと

勝手に捉えています。

 

さらに。

自分自身に対して行う

セルフグルーミング以外に

他の個体に対して行う

社会的グルーミングがあり、

家族の絆を築いて補強したり、

紛争解決の手段にも用いられたりと

衛生面を超えて、

健康、平和につながる行為なわけです。

 

三枝ワードで言えば、肌IQの高まる行為。

からだの先端まで自分の気が行き届いている

それを、花に水をあげるごとく自然に続ける

こまめに整備し、鋭敏にしておく。

 

そんなからだをしていたら、

自然と運気がいいモノやコト

チャンスが舞い込むように思いませんか?

 

f:id:nadeshikokana:20170224021458j:plain

 

 

過去記事も。

nadeshikokana.hatenablog.com

 グルーミングの延長のお話。

nadeshikokana.hatenablog.com

 

 

子守唄は JAZZ...

 

NYに住んでいた頃は、毎週末、

ジャズの生演奏があるレストランに

入り浸っていたものです。

と、いってもまだ小さかった私は、

クランベリージュースを飲みながら

そのうち眠くなって、2つ並べた

固い椅子の上でウトウトするのが常でした。

 

レストランといっても、

とてもカジュアルなカフェみたいな空間で

ムーディな照明と、

外国人の体臭とコロン、タバコの煙、そして

ソウルフードの匂いが入り交じった店内で

心地よく耳に届く、ジャズの音色と振動を

子守唄にして寝ているような子どもでした。

 

そんな環境で育ったので、

ちょっと暗めの照明で、ジャズが流れていると

それだけで落ち着くという子供時代に

音楽の趣味が合う友達はいませんでした。笑

 

 

今では、

丁寧に作られたお酒と共に、

cigarをちょっと吸いながら

心地いい音楽を、照明を落とした場所で

楽しむのが、自分へのご褒美。

 

f:id:nadeshikokana:20170127195749j:plain

 

 

 

あの時の安らぎと穏やかさが甦るから

なのかもしれません。

 


Sarah Vaughan - Lullaby of Birdland

 

 人の幼少期の体験は、

本人が認識している以上に

深く影響を及ぼしているものですね。

 

やさしさとか愛情とか。

 

高校生から助手として働いてきた私は、

うんと年上の方の話を聞く機会が多かった。

話す時間は、一ヶ月に一度くらいの

ちょっとの時間なのだけれど、

ちりも積もれば山となるで、

無知な高校生を相手でも

何年にも渡って顔を合わせてるうちに

家族や伴侶にも話さない

憂いや哀しみ、切ない想い出を

聴くことがありました。

 

そのお気持ちを聴くのも切ないのですが、

心の奥に刻まれたそんな気持ちを

赤の他人の自分が聴いていること自体に

やりきれない想いを持ったものです。

 

 

先日、

数年前に亡くなった会員さんのご自宅に

ご挨拶に伺いました。

奥様とお話をしている間に、

生前お話くださったことが甦り、

懐かしい気持ちに浸っていました。

 

帰り際、思い出したように奥様が

3枚の写真を見せてくれました。

 

f:id:nadeshikokana:20170127024815j:plain

 

ウィスキーをこよなく愛したその方は、

“聖地”と言われるアイラ島

何度も訪れていたことを初めて知りました。

そして、もしも自分が亡くなったら、

「遺骨をその海に撒いてほしいなぁ」と

つぶやいていたそうです。

 

亡くなってしばらくした頃、

アイラ島の旅に同行していた友人が

ほんの一部だけれど遺骨を持って、

アイラ島に渡り、

ラフロイグの蒸留所に許可をもらって、

目の前の土に埋め、

残りを海に撒いてくれたのだそう。

 

その時の写真を見せられて、

私は涙が止められなかったです。

 

人格者で、人気者で、

成功者と見られていたであろう彼の

孤独や、やるせない想い。

そして、それと共に歩んだからこそ

生まれた優しさや愛情。

そういうものをその人は持っていました。

 

ウィスキーを覚え始めた今なら

もう少し、彼を理解することができたのかも。

そんな思いに駆られながら、

ご自宅を後にしました。

 

 

 

 やさしさとか、愛情とかの言葉の意味が

少しわかった気がした日でした。

 

 

 

どんな日も、道場に。

 

三週間ほど留守にした小樽に

数日だけ戻っていました。

水曜は、道場の稽古に参加。

 

久しぶりの道場で感じることは、

やっぱりいい道場だなぁ

ということ。

 

こんな空間を作り出す師匠は、

やはり凄いのですが

最近は、直接指導する日が少ない中で

道場の空間の心地よさが失われていないのは

指導員、道場生みんなの相乗効果。

 

向上心があって、熱心で、純粋な気持ちを

持っている人と向き合うと、

こちらの熱意もやる気もヒートアップするし

心は洗われ、癒されるものだと思う。

 

個々にテーマはあっても

上達するんだ!という共通の方向性が

あることが、こういう空間のいいところ。

 

人生は、色々あるし、

日によって、テンションもバラバラ。

それでも、

どんな日も、道場に行く。

 

身体の芯を作って、

余計な力みを取り除く作業を繰り返す

それが三枝合気道のベース。

そんな風に、身体を使ってあげると

身体はとても喜んでくれて、

同じ効果が心にも届く。

 

ちょっと乗り気がしない日、

今日は人の顔も見れないなって時も、

道場に行くと、いつものメンバーが

いつものようにそこに居てくれて

いつものように稽古をする。

 

そうすると

道場に行った帰り道は、

とても晴れやかな気持ちになる。

たとえ事態は何も変わらなくても

その爽快感が、明日を繋いでくれる。

 

 

父は、よく

「道場へ行くまでが修行」だと言う。

その言葉通りで、

家族やお家のことを整えて、

仕事や会社のことを整えて、

なんとかかんとか時間を作って行くことが

大変で、だからこそ意味があるんだよ。

あとは、身体を委ねればいいんだよ。と

 

心の元気がない日も、

仕事で頭がパンパンな時も、

人間関係に苦しんでいる時も、

どんな日も、とりあえず、道場に行く。

そういうルーティーンを作っておく。

そうしておくと、また元の “元気” に戻れる。

 

 

f:id:nadeshikokana:20170114100850j:plain

 いつかの道場風景。