からだを信じて生きてみる

サエグサ流メソッドを知って、からだの声を聴いて、もっと自分らしく! サエグサ龍生(三枝誠)の娘ブログ。

母親から卒業する日があったっていい。

 

いくつになっても、母親にとって、子は、子。
50才になっても、60才でも、
「いまだに、母には細かいことを注意される」と耳にする
母親というのは、そういうものだ


それは、そうとして、“ 卒業 ”はしておきましょう
というのが、今回のお話。
頃合いを見計らって、自主的な卒業を
オススメしています

一般的に、卒業はさせてもらうもの
修士課程をクリアしたら、卒業。 となる

でも、大人になると、 “ 卒業 ” という選択肢を持つことができます

子どもは、親の “ 気 ” を受けて、成長する生き物です
気穴的に言えば、“ 睡穴 ” 。
赤ちゃんを前にすると、可愛さのあまり、ついつい面倒を見てしまいますよね?
子は、気を引き寄せる名人なわけです


親子関係には、色々なケースがありますが、
今回は、一緒に暮らしている、仲がいい、
離れてはいるが関係が深い、もしくは、連絡が密であるケース向け。

母親が子どもの教育に熱心になることは、ワルいことではありません。
自分自身が叶えられなった夢を追わせることも、よくある話です。
でも、子が成長し、いつの間にか大人になっても、古い記憶のままに
母親が想いを発信しつづけてしまうことって、あるものです。
 
 
親の期待というのは、子どもにとっては、嬉しい “ 気 ” ですから、
できるだけ叶えたい、意向に沿いたいと思うのは、自然なことです。
子にとって、無関心ほど怖いものは、ありませんから。
 

 
しかし、それも、いつかは、卒業しなければ。

立場や環境が変わり、年齢を重ね、人間として成長すれば、
変化は、当たり前のもの。
人間同士の関係が変わるのも、また自然なこと。
 
親子や兄弟は、血が繋がっているゆえに、
関係を見直したり、やり直したりするチャンスがなかなかありません。
死別や、事件など、強制的な力が発動しない限り。
 
 
 
では、どうすれば?
手始めに、実家を出ることです。
さまざまな理由はあっても、一度は家を離れること。
私にはできる、とイメージするのはカンタンそうでも、
やってみることです。
一定の距離を保つことは、ジャッジする上でとても大切なことです。
 
さらに、
“親の願い”を自分の中で切ることです。
もう、あなたは、親が望む自分である必要がありません。
がっかりされても、発狂されても、
気にせずに、知らない間にのしかかった親の想いを断ち切ること。
一見、酷いススメにきこえますが、試す価値ありです。
 
 
 
行動して、心の決断が定まると
ハッとさせられることや、親との新しい距離感が見えてきます。
この距離感が見えてくるまでは、少々苦戦するかもしれません。
でも、やる価値は十二分にあります。


結果的に、親の願いを汲んだ形になったとしても、
本人の意識がまるで違うからです。
 


いろんなことに囚われなくなったら、
かえって、仲の良さが増したりして。

親しき仲にも間合いあり。


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